プロセス監視

spring-boot モジュールには、プロセスの監視に役立つことが多いファイルを作成するための 2 つのクラスがあります。

  • ApplicationPidFileWriter (Javadoc) は、アプリケーション PID を含むファイルを作成します (デフォルトでは、アプリケーションディレクトリにファイル名 application.pid で作成されます)。

  • WebServerPortFileWriter (Javadoc) は、実行中の Web サーバーのポートを含むファイル (デフォルトでは、アプリケーションディレクトリに application.port というファイル名で) を作成します。

デフォルトでは、これらのライターはアクティブ化されていませんが、有効にすることができます。

設定の拡張

META-INF/spring.factories ファイルでは、PID ファイルを書き込む 1 つまたは複数のリスナーをアクティブ化できます。

org.springframework.context.ApplicationListener=\
org.springframework.boot.context.ApplicationPidFileWriter,\
org.springframework.boot.web.context.WebServerPortFileWriter

プログラムによるプロセス監視の有効化

SpringApplication.addListeners(…​) メソッドを呼び出して適切な Writer (標準 Javadoc) オブジェクトを渡すことで、リスナーをアクティブ化することもできます。このメソッドでは、Writer (標準 Javadoc) コンストラクターでファイル名とパスをカスタマイズすることもできます。