HTTP 交換の記録

アプリケーションの構成で型 HttpExchangeRepository の Bean を指定することで、HTTP 交換の記録を有効にできます。便宜上、Spring Boot は InMemoryHttpExchangeRepository を提供します。これには、デフォルトで、最後の 100 件のリクエストとレスポンスの交換が保存されます。InMemoryHttpExchangeRepository はトレースソリューションに比べて制限があるため、開発環境でのみ使用することをお勧めします。本番環境の場合は、Zipkin や OpenTelemetry など、本番対応のトレースまたは可観測性ソリューションを使用することをお勧めします。あるいは、独自の HttpExchangeRepository を作成することもできます。

httpexchanges エンドポイントを使用して、HttpExchangeRepository に格納されているリクエスト / レスポンス交換に関する情報を取得できます。

カスタム HTTP 交換記録

記録された各交換に含まれる項目をカスタマイズするには、management.httpexchanges.recording.include 構成プロパティを使用します。

再コーディングを完全に無効にするには、management.httpexchanges.recording.enabled を false に設定します。