ファイルシステムバックエンド

構成サーバーには、Git を使用しないが、ローカルクラスパスまたはファイルシステム(spring.cloud.config.server.native.searchLocations でポイントする静的 URL)から構成ファイルをロードする「ネイティブ」プロファイルもあります。ネイティブプロファイルを使用するには、spring.profiles.active=native を使用して構成サーバーを起動します。

ファイルリソースには file: プレフィックスを使用することを忘れないでください(プレフィックスのないデフォルトは通常クラスパスです)。他の Spring Boot 構成と同様に、${} スタイルの環境プレースホルダーを埋め込むことができますが、Windows の絶対パスには追加の / (たとえば、/${user.home}/config-repo)が必要であることに注意してください。
searchLocations のデフォルト値は、ローカル Spring Boot アプリケーション(つまり、[classpath:/, classpath:/config, file:./, file:./config])と同じです。サーバーに存在するすべてのプロパティソースがクライアントに送信される前に削除されるため、これはサーバーからすべてのクライアントに application.properties を公開しません。
ファイルシステムバックエンドは、すぐに始めてテストするのに最適です。本番環境で使用するには、ファイルシステムの信頼性が高く、ConfigServer のすべてのインスタンスで共有されていることを確認する必要があります。

検索場所には、{application}{profile}{label} のプレースホルダーを含めることができます。このようにして、パス内のディレクトリを分離し、自分にとって意味のある戦略を選択できます(アプリケーションごとのサブディレクトリやプロファイルごとのサブディレクトリなど)。

検索場所でプレースホルダーを使用しない場合、このリポジトリは HTTP リソースの {label} パラメーターも検索パスのサフィックスに追加するため、プロパティファイルは各検索場所と ラベルと同じ名前のサブディレクトリから読み込まれます(ラベル付けされたプロパティは、Spring 環境で優先されます)。プレースホルダーがないデフォルトの動作は、/{label}/ で終わる検索場所を追加するのと同じです。例: file:/tmp/config は file:/tmp/config,file:/tmp/config/{label} と同じです。この動作は、spring.cloud.config.server.native.addLabelLocations=false を設定することで無効にできます。