プロキシを介したバックエンドへのアクセス
構成サーバーは、HTTP または HTTPS プロキシを介して Git または Vault バックエンドにアクセスできます。この動作は、proxy.http
および proxy.https
の設定によって、Git または Vault のいずれかで制御されます。これらの設定はリポジトリごとであるため、コンポジット環境リポジトリを使用している場合は、コンポジット内の各バックエンドのプロキシ設定を個別に構成する必要があります。HTTP URL と HTTP SURL に別々のプロキシサーバーを必要とするネットワークを使用している場合は、単一のバックエンドに対して HTTP プロキシ設定と HTTPS プロキシ設定の両方を構成できます。この場合、http
アクセスは http
プロキシを使用し、https
は https
プロキシにアクセスします。また、アプリケーションとプロキシの間でプロキシ定義プロトコルを使用して、両方のプロトコルに使用される 1 つのプロキシを指定することもできます。
次の表に、HTTP プロキシと HTTPS プロキシの両方のプロキシ構成プロパティを示します。これらのプロパティはすべて、接頭辞 proxy.http
または proxy.https
を付ける必要があります。
プロパティ名 | コメント |
---|---|
host | プロキシのホスト。 |
ポート | プロキシにアクセスするためのポート。 |
nonProxyHosts | 構成サーバーがプロキシの外部でアクセスする必要があるすべてのホスト。 |
username | プロキシへの認証に使用するユーザー名。 |
パスワード | プロキシへの認証に使用するパスワード。 |
次の構成では、HTTPS プロキシを使用して Git リポジトリにアクセスします。
spring:
profiles:
active: git
cloud:
config:
server:
git:
uri: https://github.com/spring-cloud-samples/config-repo
proxy:
https:
host: my-proxy.host.io
password: myproxypassword
port: '3128'
username: myproxyusername
nonProxyHosts: example.com