SFTP アダプター

Spring Integration は、SFTP を介したファイル転送操作をサポートします。

セキュアファイル転送プロトコル(SFTP)は、信頼できるストリームを介してインターネット上の 2 台のコンピューター間でファイルを転送できるネットワークプロトコルです。

SFTP プロトコルには、SSH などの安全なチャネルと、SFTP セッション全体でのクライアントの ID の可視性が必要です。

Spring Integration は、受信チャネルアダプター、送信チャネルアダプター、送信ゲートウェイの 3 つのクライアント側エンドポイントを提供することにより、SFTP を介したファイルの送受信をサポートしています。また、これらのクライアントコンポーネントを定義するための便利なネームスペース構成も提供します。

バージョン 6.0 以降、古い JCraft JSch クライアントは最新の Apache MINA SSHD (英語) フレームワークに置き換えられました。これにより、フレームワークコンポーネントに多くの重大な変更が発生しました。ただし、ほとんどの場合、そのような移行は Spring Integration API の背後に隠されています。最も劇的な変更は、現在 org.apache.sshd.client.SshClient に基づいており、その構成プロパティの一部を公開している DefaultSftpSessionFactory で発生しました。

この依存関係をプロジェクトに含める必要があります。

<dependency>
    <groupId>org.springframework.integration</groupId>
    <artifactId>spring-integration-sftp</artifactId>
    <version>6.3.1</version>
</dependency>
compile "org.springframework.integration:spring-integration-sftp:6.3.1"

xml 構成に SFTP 名前空間を含めるには、ルート要素に次の属性を含めます。

xmlns:int-sftp="http://www.springframework.org/schema/integration/sftp"
xsi:schemaLocation="http://www.springframework.org/schema/integration/sftp
    https://www.springframework.org/schema/integration/sftp/spring-integration-sftp.xsd"