5.2.x から 5.3.x へのアップグレード

このセクションでは、バージョン 5.2.x から 5.3.x への重大な変更と、削除された機能を新しく導入された機能で置き換える方法について説明します。

重大な変更

以前のバージョンでは、@Query アノテーション付きリポジトリメソッドでのパラメーター置換中に、実際のパラメーター値が null であった場合、Elasticsearch に送信されたクエリに文字列 "null" が書き込まれていました。Elasticsearch は null 値を格納しないため、この動作によって、たとえば検索対象のフィールドに文字列 "null" が含まれている場合などに問題が発生する可能性があります。バージョン 5.3 では、パラメーターに null 値があると、ConversionException がスローされます。フィールドマッピングで定義された null_value として "null" を使用している場合は、Java null ではなくその文字列をクエリに渡します。

非推奨

削除

非推奨のクラス org.springframework.data.elasticsearch.ELCQueries および org.springframework.data.elasticsearch.client.elc.QueryBuilders は削除されました。代わりに org.springframework.data.elasticsearch.client.elc.Queries を使用してください。