4.0.x から 4.1.x へのアップグレード

このセクションでは、バージョン 4.0.x から 4.1.x への重大な変更と、削除された機能を新しく導入された機能で置き換える方法について説明します。

非推奨

id プロパティの定義

en エンティティのプロパティに id または document という名前を付けることで、id プロパティとして定義できます。この動作は現在非推奨となっており、警告が生成されます。@Id アノテーションを使用して、プロパティを id プロパティとしてマークしてください。

インデックスマッピング

ReactiveElasticsearchClient.Indices インターフェースでは、updateMapping メソッドは廃止され、putMapping メソッドが推奨されています。updateMapping メソッドと putMapping メソッドは同じですが、putMapping は Elasticsearch API の命名と一致しています。

エイリアスの処理

IndexOperations インターフェースでは、メソッド addAlias(AliasQuery)removeAlias(AliasQuery)queryForAlias() は非推奨になりました。新しいメソッド alias(AliasAction)getAliases(String…​)getAliasesForIndex(String…​) は、より多くの機能とよりクリーンな API を提供します。

親 ID

Elasticsearch バージョン 6 以降では、親 ID の使用が削除されました。対応するフィールドとメソッドは非推奨になりました。

削除

型マッピング

@Document アノテーションと IndexCoordinates オブジェクトの型マッピングパラメーターが削除されました。これらは Spring Data Elasticsearch 4.0 で非推奨になっており、その値は使用されなくなりました。

重大な変更

ReactiveElasticsearchClient.Indices メソッドの戻り値の型

ReactiveElasticsearchClient.Indices のメソッドはこれまで使用されていませんでした。ReactiveIndexOperations の導入により、戻り値の型の一部を変更する必要がありました。

  • createIndex バリアントは、インデックス作成の成功を通知するために、Mono<Void> の代わりに Mono<Boolean> を返すようになりました。

  • updateMapping バリアントは、マッピングストレージが成功したことを通知するために、Mono<Void> の代わりに Mono<Boolean> を返すようになりました。

DocumentOperations.bulkIndex メソッドの戻り値の型

これらのメソッドは、新しいインデックス付きレコードの ID を含む List<String> を返していました。現在は List<IndexedObjectInformation> を返します。これらのオブジェクトには、楽観的ロックに関する ID と情報が含まれています。(seq_no と Primary_term)