5.0.x から 5.1.x へのアップグレード

このセクションでは、バージョン 5.0.x から 5.1.x への重大な変更と、削除された機能を新しく導入された機能で置き換える方法について説明します。

重大な変更

Elasticsearch から返されるエイリアス情報に使用される org.springframework.data.elasticsearch.core.index.AliasData クラスでは、プロパティ filter (型 Document) が、型 org.springframework.data.elasticsearch.core.query.Query の filterQuery に置き換えられます。

org.springframework.data.elasticsearch.annotations.Similarity は、5.1 までは列挙クラスでした。この列挙は、類似値を指定するために @Field アノテーションで使用されていました。ただし、列挙で定義された値以外に、Elasticsearch のカスタム名との類似性を持つことが可能です。そのため、アノテーションプロパティは列挙の型から単純な String に変更されました。Similarity.Default などの以前の列挙値は文字列定数としてまだ存在するため、既存のコードは変更せずにコンパイルされます。この列挙が @Field アノテーションのプロパティ以外の場所で使用されていた場合は、適応が必要です。

非推奨

テンプレート関数

Spring Data Elasticsearch 4.1 で導入されたインデックステンプレートを管理するための IndexOperations および ReactiverIndexOperations の関数は非推奨になりました。これらは、Elasticsearch バージョン 7.8 で非推奨になった古い Elasticsearch API を使用していました。

代わりに、コンポーザブルインデックステンプレート API に基づく新しい関数を使用してください。