開発環境構築 Eclipse STS ダウンロード

このガイドでは、Eclipse Spring Tool Suite (STS) をダウンロードしてインストールし、Spring 公式のサンプルコードをインポートする方法を説明します。

構築するもの

Spring Boot ガイドを選択して、Eclipse Spring Tool Suite に公式サンプルコードをインポートします。ガイドを読みながらコードを操作し、プロジェクトを実行できます。

必要なもの

Eclipse STS のインストール

インストールは、上記のリンクからダウンロードしたファイルを解凍するだけです。

Eclipse と STS の違い

STS は Spring 公式のツールで、Eclipse ベースの IDE として単体でインストールしたり、プラグインとして Eclipse に追加することができます。違いは、STS 単体インストールの場合、下記一覧のように機能が少なくなっていますが、自分で好みのプラグインなどをインストールしたり設定していきたい人に向いています。Eclipse に STS プラグインをインストールした場合は、WTP (Web 関連機能) 機能が使用できます。Pleiades All in One の場合は STS の機能に加え、WTP や Pleiades プラグイン、JDK など Spring Boot での開発に必要な多くの機能が含まれていますが、PDE (*1) や Mylyn (*2) などの重量級プラグイン jar 計 300 個 (全体の 1/3) 以上を削減して軽量化され、追加のダウンロードやインストールが不要かつ自動デフォルト設定機能により設定不要なため、すぐにコーディングを開始したい人に向いています。

Pleiades All in One Java Full Editio​nSTS + Pleiades
プラグイン
STS + Pleiades プラグイン + Eclipse Java EE 開発ツール Eclipse IDE for Enterprise + STS プラグイン + Pleiades プラグイン
STS の機能
コンソール色出力
日本語化 (Pleiades)
日本語プロパティ
文字コード自動判別
文字化け回避設定
JDK
Lombok
Wild Web Developer
HTML ウィザード
Thymeleaf 補完
動的 Web プロジェクト
m2e-wtp
PDE (*1)
Mylyn (*2)
DTP (*2)

○ 標準装備、△ 別途プラグインとしてインストール
(*1) Eclipse プラグイン開発機能、(*2) 開発停止

完了したら、Eclipse STS を起動します。

入門ガイドのインポート

Eclipse のメニューから、ファイル > 新規 > Spring 入門コンテンツのインポートウィザードを開きます。空の Spring Boot プロジェクトを作成したい場合は Spring スタータープロジェクト (Spring Initializr) を使用してください。

Import Getting Started Content

ウィザードに表示される一覧から、Spring の Web サイトで公開されているガイドを選択できます。検索語を入力して瞬時に選択肢を絞り込むこともできます。

検索条件は、タイトルと説明文の両方に適用され、瞬時に検索結果が表示されます。ワイルドカードにも対応しています。

使用するビルドシステムとして Gradle または Maven を選択できます。

また、初期コードセット、完全コードセット、またはその両方を取得するかどうかを決定できます。ほとんどのプロジェクトでは、初期コードセットは空のプロジェクトであり、Spring Boot ガイドを使用してコピーアンドペーストすることができます。完全コードセットは、入力済みのガイドのすべてのコードです。両方を取得した場合は、作業内容をガイドのものと比較して、違いを確認できます。

最後に、Eclipse STS により Spring Boot Web サイトの日本語ガイドページがブラウザーで開かれます。

このガイドでは、検索ボックスに rest と入力し、Rest Service(REST API の作成)を選択します。ビルドタイプに Gradle、コードセットに初期および完全を選択します。

Pick a guide

Eclipse STS により、ワークスペースに 2 つの新しいプロジェクトを作成され、「REST API の作成」のコードベース(初期および完全の両方)がインポートされ、ブラウザーにガイドが表示されます。以下に示すように、① Boot ダッシュボードから gs-rest-service-complete を起動し、② ガイド上の localhost へのリンクをクリックすることで、起動した Spring Boot アプリをブラウザーで開くことができます。Gradle は Gradle タスクビューから実行することができます。Windows の Pleiades All in One 付属の JDK でコマンドプロンプトから実行したい場合は、JAVA_HOME の設定 [Qiita] を参照してください。

View the code and the guide

ここから、ガイドを見ながら、コードを検証できます。

要約

おめでとう! Eclipse Spring Tool Suite をセットアップし、Spring Boot Rest API の作成スタートガイドをインポートし、ブラウザーを開いて内容を確認しました。

関連事項

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すべてのガイドは、コード用の ASLv2 ライセンス、およびドキュメント用の Attribution、NoDerivatives creative commons ライセンス (英語) でリリースされています。

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