パッケージ jakarta.faces.context

クラス FacesContextFactory

java.lang.ObjectSE
jakarta.faces.context.FacesContextFactory
実装されたすべてのインターフェース:
FacesWrapper<FacesContextFactory>

public abstract class FacesContextFactory extends ObjectSE implements FacesWrapper<FacesContextFactory>

FacesContextFactory は、(必要に応じて)新しい FacesContext インスタンスを作成して返すファクトリオブジェクトであり、指定されたリクエストおよびレスポンスオブジェクトの処理用に初期化されます。実装では、割り当てられた FacesContext インスタンスの release() メソッドへの呼び出しを利用して、毎回新しいインスタンスを作成するのではなく、プールしてリサイクルすることができます。

Jakarta Server Faces を利用する Web アプリケーションごとに 1 つの FacesContextFactory インスタンスが必要です。このインスタンスは、次の呼び出しにより、移植可能な方法で取得できます。

 FacesContextFactory factory = (FacesContextFactory) FactoryFinder.getFactory(FactoryFinder.FACES_CONTEXT_FACTORY);
 

使用方法: このクラスを継承し、ラップされている実装をコンストラクターにプッシュし、getWrapped() を使用してラップされているインスタンスにアクセスします。

  • コンストラクターの概要

    コンストラクター
    コンストラクター
    説明
    使用すべきではありません。
    ラップされている実装を使用する他のコンストラクターを使用します。
    このファクトリが装飾されている場合、装飾を行う実装は、ラップされている実装をこのコンストラクターにプッシュする必要があります。
  • メソッドのサマリー

    修飾子と型
    メソッド
    説明
    abstract FacesContext
    getFacesContext(ObjectSE context, ObjectSE request, ObjectSE response, Lifecycle lifecycle)
    この Web アプリケーション用に、指定された Lifecycle インスタンスを使用して、指定されたリクエストおよびレスポンスオブジェクトの処理用に初期化された FacesContext インスタンスを作成し(必要な場合)返します。
    このファクトリが装飾されている場合、装飾を行う実装はこのメソッドをオーバーライドして、ラップされている実装へのアクセスを提供できます。

    クラス java.lang.ObjectSE から継承されたメソッド

    clone, equalsSE, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, waitSE, waitSE
  • コンストラクターの詳細

    • FacesContextFactory

      @DeprecatedSE public FacesContextFactory()
      使用すべきではありません。
      ラップされている実装を使用する他のコンストラクターを使用します。
    • FacesContextFactory

      public FacesContextFactory(FacesContextFactory wrapped)

      このファクトリが装飾されている場合、装飾を行う実装は、ラップされている実装をこのコンストラクターにプッシュする必要があります。getWrapped() は、ラップされている実装を返します。

      パラメーター:
      wrapped - ラップされる実装。
  • メソッドの詳細

    • getWrapped

      public FacesContextFactory getWrapped()

      このファクトリが装飾されている場合、装飾を行う実装はこのメソッドをオーバーライドして、ラップされている実装へのアクセスを提供できます。

      次で指定:
      インターフェース FacesWrapper<FacesContextFactory>getWrapped 
      戻り値:
      ラップされたインスタンス。
      導入:
      2.0
    • getFacesContext

      public abstract FacesContext getFacesContext(ObjectSE context, ObjectSE request, ObjectSE response, Lifecycle lifecycle) throws FacesException

      この Web アプリケーション用に、指定された Lifecycle インスタンスを使用して、指定されたリクエストおよびレスポンスオブジェクトの処理用に初期化された FacesContext インスタンスを作成し(必要な場合)返します。

      このメソッドの実装では、FacesContext の getCurrentInstance() メソッドを呼び出すと、このメソッドを呼び出したのと同じスレッドから、そのインスタンスで release() メソッドが呼び出されるまで、同じ FacesContext インスタンスが返されるようにする必要があります。

      実装は ExternalContextFactory.getExternalContext(java.lang.Object, java.lang.Object, java.lang.Object) を呼び出して、FacesContext インスタンスの ExternalContext を生成する必要があります。

      デフォルトの実装では、ExceptionHandlerFactory.getExceptionHandler() を呼び出して、そのメソッドからの戻りが、返された FacesContext インスタンスでの FacesContext.getExceptionHandler() の呼び出しから返されるものになるようにする必要があります。

      デフォルトの実装では、ClientWindowFactory.getClientWindow(jakarta.faces.context.FacesContext) を呼び出して、そのメソッドからの戻りが、返された ExternalContext インスタンスでの ExternalContext.getClientWindow() の呼び出しから返されるものになるようにする必要があります。

      パラメーター:
      context - Jakarta Servlet 環境では、この Web アプリケーションに関連付けられている ServletContext 
      request - Jakarta Servlet 環境では、処理される ServletRequest 
      response - Jakarta Servlet 環境では、処理される ServletResponse 
      lifecycle - このリクエストの処理に使用されている Lifecycle インスタンス
      戻り値:
      FacesContext のインスタンス。
      例外:
      FacesException - 指定されたパラメーターに対して FacesContext を作成できない場合
      NullPointerExceptionSE - パラメーターのいずれかが null の場合