クラス ContextLoader

java.lang.ObjectSE
org.springframework.web.context.ContextLoader
既知の直属サブクラス
ContextLoaderListener

public class ContextLoader extends ObjectSE
ルートアプリケーションコンテキストの実際の初期化作業を実行します。ContextLoaderListener によって呼び出されます。

web.xml context-param レベルで "contextClass" パラメーターを探してコンテキストクラス型を指定し、見つからない場合は XmlWebApplicationContext にフォールバックします。デフォルトの ContextLoader 実装では、指定されたコンテキストクラスは ConfigurableWebApplicationContext インターフェースを実装する必要があります。

"contextConfigLocation" コンテキストパラメーターを処理し、その値をコンテキストインスタンスに渡して、複数のファイルパスに解析します。複数のファイルパスは、任意の数のコンマとスペースで区切ることができます (例: "WEB-INF/applicationContext1.xml, WEB-INF/applicationContext2.xml")。Ant スタイルのパスパターンもサポートされています (例: "WEB-INF/*Context.xml,WEB-INF/spring*.xml" または "WEB-INF/**/*Context.xml"")。明示的に指定されていない場合、コンテキスト実装はデフォルトの場所 (XmlWebApplicationContext の場合: "/WEB-INF/applicationContext.xml") を使用します。

メモ: 複数の構成場所がある場合、少なくとも Spring のデフォルトの ApplicationContext 実装の 1 つを使用している場合、後の Bean 定義は以前にロードされたファイルで定義されたものをオーバーライドします。これを利用して、追加の XML ファイルを介して特定の Bean 定義を意図的に上書きできます。

ルートアプリケーションコンテキストのロードに加えて、このクラスはオプションで、共有親コンテキストをロードまたは取得して、ルートアプリケーションコンテキストにフックできます。詳細については、loadParentContext(ServletContext) メソッドを参照してください。

ContextLoader は、ContextLoader(WebApplicationContext) コンストラクターを介したルート Web アプリケーションコンテキストの注入をサポートし、サーブレット初期化子でのプログラムによる構成を可能にします。使用例については、WebApplicationInitializer を参照してください。

導入:
17.02.2003
作成者:
Juergen Hoeller, Colin Sampaleanu, Sam Brannen
関連事項: